フェラーリのシャシーテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソンは、キミ・ライコネンは近いうちに現在の問題を解決し、本来のパフォーマンスを発揮できるはずだと語った。
ライコネンはF14 Tのハンドリングに苦しんでおり、特にブレーキング時とコーナー入り口に苦労していると言われている。チームは彼のために努力しているものの、まだ問題は解決しておらず、ここまでの4戦で最高位は7位、全11ポイントでランキング12位にとどまっている。
チームメイトのフェルナンド・アロンソは中国GPで今季初表彰台となる3位を獲得、全41ポイントでメルセデスのふたりに次ぐランキング3位につけている。
しかしアリソンは、ライコネンは近いうちに力を100パーセント発揮できるようになると確信している。
「キミはチームととてもうまくやっている。エンジニアたちと協力し合い、もう一台のマシンと共に、このクルマの向上のために貢献してくれている」とアリソンはフェラーリの公式サイトにおいてコメントしている。
「彼の仕事は、マシンの弱点がどこにあるのかを明らかにし、マシンを強化するのに役立っている」
「彼に力があることはすでに証明されている。近いうちにコース上でも結果が現れるだろう」
一方アリソンは、アロンソのここまでの仕事を褒め称え、感謝している。
「フェラーリにこれほど優れたドライバーがふたりいることは非常に幸運だ。ふたりとも非の打ちどころがない実績のあるドライバーだ」
「フェルナンドは常に途方もないレベルのパフォーマンスを発揮し、すべてのチャンスを逃すことなく、可能なすべてのポイントをかき集めている。今年ここまで、このマシンで成し遂げてくれたことに対し、彼に感謝しなければならない」