スーパーGT第2戦富士の決勝レースでGT300クラス優勝を果たしたグッドスマイル 初音ミク Z4の谷口信輝、片岡龍也のふたりがレースを振り返った。
GT300クラス優勝:グッドスマイル 初音ミク Z4
谷口信輝
「最高に気持ちいいです。毎回優勝を目指して走っているのですが、予選の結果を見ても、最初の片岡(龍也)選手のスティントを見ても、僕らが速いわけではなく、かなり苦しい展開だなと思っていましたね。チームのセーフティカーの時のジャッジもよかったですが、かなり運にも助けられました。ライバルがスピンしたりトラブルが起きたり色々な部分に助けられましたね。さらに、最後の(チームメイトの)パートの時はかなりイジメられていて胃が痛かったのですが、片岡がすごくいい仕事をしてくれて、今は最高に嬉しいですね。去年のオートポリス戦も優勝しているので、勝ちたいと思います。思うのは勝手ですからね(笑)」
片岡龍也
「暑い時間帯の感触では、今ここにいることはとてもじゃないですが想像できませんでした。ただ、涼しくなったほうが合っていると思っていたので、最初は淡々とレースを進めました。その中で、SCが出た時にチームがすぐにピットへ入れてくれて、隊列が整った時に実質的に3位じゃないかと気付いたんです。谷口(信輝)さんのラップペースも後半に向けて上がっていたので、多少ピットで順位を落としても最後のスティントで行けるのではないかと思い受け取りました。ただ、アウトラップでタイヤをいじめすぎたのか思ったよりクルマが曲がらなくなり、自分で想定していたよりタイムが上がらず、これはまずいと。じたばたしても仕方ないし、そこからまだ40周位あったので、とりあえず半分まではタイヤをこれ以上痛めないように走っていました。ビヨン(ビルドハイム)選手が追いついてきましたが、普通この射程距離から来ないだろうというところからズバッとくるので、注意しながら走っていました。まさか2連勝できると思っていなかったので非常に嬉しいです。(オートポリスは)かなりウエイトが重くなるので、僕が少し落としてこようかなと思います(笑)」