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スーパーGT第2戦富士開幕! 朝の走行はDstationがトップに。GT-Rが上位を占める

2014年05月03日 11:20  AUTOSPORT web

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スーパーGT第2戦富士の公式練習でトップタイムをマークしたD'station ADVAN GT-R
ゴールデンウイーク恒例の一戦、スーパーGT第2戦・FUJI GT500km RACEは3日予選日を迎え、朝9時から2時間の公式練習が行われた。GT500クラスはD'station ADVAN GT-Rがトップタイム。GT300クラスはB-MAX NDDP GT-Rがトップタイムとなった。

 2014年からGT500クラスにDTMドイツツーリングカー選手権と統一した新規定が導入され、新時代を迎えたスーパーGT。迎えた開幕2戦目、ゴールデンウイークの一戦となる第2戦富士は絶好の行楽日和も手伝い、朝から多くのファンが富士スピードウェイに訪れた。

 午前9時からスタートした公式練習は、午後の予選を見据えた持ち込みセットやタイヤの確認等、重要なセッション。コースオープンから多くのマシンがコースインし周回を重ねていったが、そんな中、GT300クラスのディフェンディングチャンピオンであるMUGEN CR-Z GTが開始10分過ぎにトラブルが発生したか、ピットロードでストップ。マシンはスタッフの手でピットに戻された。

 デビュー2戦目となるGT500クラスの3メーカーの車両は、いずれも今季規定で許された富士スピードウェイに合わせた“ロードラッグ仕様”のエアロで登場。走り出しから1分30秒前後のタイムをマークし、ストレートスピードも昨年までの車両を上回っていく。

 そんな中、中盤レコードタイムをブレイクし、トップタイムをマークしてきたのはPETRONAS TOM'S RC FとMOTUL AUTECH GT-Rという2台。上位陣はレクサスRC F、ニッサンGT-RニスモGT500勢が占める展開となり、ホンダNSXコンセプト-GT勢は苦しい立ち上がりとなった。また、途中D'station ADVAN GT-R、WedsSport ADVAN RC Fとヨコハマ装着の2台が相次いで左フロントのパンクチャーに見舞われるなど、途中トラブルも起き始めた。

 2時間の公式練習のうち、終盤の10分間ずつはGT300、GT500クラスそれぞれの専有走行に。GT500クラスでは、パンクチャーに見舞われたD'station、WedsSportとも無事にコースイン。D'stationを駆るミハエル・クルムが、一気に1分29秒台に飛び込んでいく。

 チェッカーに向けてGT-R勢が上位に続いていく展開になるが、最終的にD'stationがトップタイムをマークし、MOTUL AUTECH GT-Rが2番手に。今回がGTデビューの平川亮がアタックしたPETRONAS TOM'S RC FがRC F勢首位の3番手につけた。

 4番手はS Road MOLA GT-R、5番手はカルソニックIMPUL GT-Rと、GT-R勢はトップ5に4台が食い込む結果に。興味深いのは、ブリヂストン、ミシュラン装着の3台はセクター1~2ではD'stationのタイムを上回っていたが、トータルタイムはD'stationが首位という結果だったことだ。ホンダNSXコンセプト-GT勢の最上位はKEIHIN NSX CONCEPT-GTの11番手となっている。

 GT300クラスは、セッション序盤に前戦岡山のウイナー、グッドスマイル 初音ミク Z4がトップに。それにシンティアム・アップル・MP4-12C、前戦のクラッシュから修復を果たしたSTPタイサンGAIA POWER GT-Rが続いていく。途中、OKINAWA IMP・RUN UP GT-RやOGT Panasonic PRIUSのスピン等はあったものの、クラッシュはなくセッションは推移していった。

 終盤、10分間の専有走行の中で各車がタイムを上げていくが、ここでルーカス・オルドネス駆るB-MAX NDDP GT-Rが3番手に上げた後、一気にトップに浮上。また、坂本祐也が駆る国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DRも2番手に飛び込んだ。

 最終的にGT300クラスはB-MAX NDDP GT-Rがトップタイム。国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR、グッドスマイル 初音ミク Z4というトップ3に。4番手には好調のシンティアム・アップル・MP4-12C、5番手にはSTPタイサンGAIA POWER GT-Rという結果となった。