4月30日にインディアナポリス・モータスピードウェイのロードコースで改修後初となる合同テストが行われ、昨年のチャンピオン、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がトップタイムをマークした。
今季からベライゾン・インディカー・シリーズのカレンダーに含まれたインディアナポリス・モータースピードウェイでのロードコースレース。F1やモトGPなどで使用されていたが、インディカーでは初となり、コースレイアウトも変更が加えられた。
改修後初となるテストには25台が参加し、82周ともっとも多く周回を重ねたディクソンが、1分9秒5969のタイムをマーク。トップでテストを終えた。
「今日はコースをとても楽しめた。要求されるきついサーキットなんだ。クルマは非常に接近しているように感じるし、ファンタスティックなレースが繰り広げられるよ」
「この大きなストレートがあって……、同じくらいの長さのストレートを持つブラジルのサンパウロ市街地レースにいちばん近いかもね。印象はすべてかわったよ。カーブなんかも、彼らは素晴らしい仕事をしたみたいだね」
ホンダ勢でトップだったのは3番手のサイモン・ペジナウ(シュミット・ピーターソン)。
「シリーズの中でいちばんスムーズなトラックだ。楽しめたよ。高速コーナーや中速コーナー、ブレーキもたくさん必要だしいいレースになるんじゃないかな。ドライバーとしては、トラックのリズムが楽しめると感じたよ」とコメント。
このテストに参加した佐藤琢磨は、63周を走行し、トップから0.6秒遅れ12番手のタイムをマークしている。
インディアナポリス・モータースピードウェイ・ロードコースを使用したグランプリ・オブ・インディアナポリスは5月10日に決勝レースを迎える。