最近ではすっかり見かけることがなくなったクラシック・スタイルの電話。このソファをみると、「昔はメールなんてなくて、電話でのやり取りが主だったなぁ」と懐かしさを憶える人もいるだろう。
しかし、ツールが変わっても、電話で話すという行為は今も昔も変わらず、とてもプライベートなもの。街で大声で話している人を見かけることもあるが、できれば自分も相手も落ち着いた状況で話せるのが一番いい。
そんな“電話をする”という行為に特化した1人掛けソファをデザインしたのは、オランダ人デザイナーRuud Van de Wier。
Easy-noisecontrolという名のメーカーとの共作で、電話の受話器を型どった「firstcall(ファーストコール)」を完成させた。
座った人の体をシェルターのように取り囲む形状は、周りの騒音を吸収するノイズキャンセリング仕様になっており、周りからの視線もカット。どんな賑やかな場所にいてもパーソナル・スペースを確保することができる。
カラーは32色から選ぶことができ、2色コンビでの発注も可能だそうだ。
まだ商品化はされていないが、オフィスの一角に設置すれば、商談やヒミツのアポイントなどに役立つかもしれない。アナログなルックスだと侮るなかれ。
・ソファ(まとめ)
RUW
http://www.ruwinterieurarchitectuur.nl/