フェラーリは、今週イモラで行われる故アイルトン・セナの追悼イベント「アイルトン・セナ・トリビュート1994/2014」に、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンが出席することを明らかにした。
マクラーレンで3度タイトルを獲得したセナは、ウイリアムズに移籍した1994年、第3戦サンマリノGPの決勝中、コースアウトを喫してクラッシュ、命を落とした。前日にはロランド・ラッツェンバーガーも事故により死亡している。
今年の5月1日はセナが亡くなってからちょうど20年となるため、イモラで5月1日から4日間にわたり追悼イベントが開催される。
期間中は追悼レース、コンサート、チャリティなど多数のイベントが行われるが、1日午後の追悼式にアロンソとライコネンが出席することが発表された。
「セナはすべてのドライバーにとっての基準となる存在であり、間違いなくその時代のベストドライバーだった」とアロンソ。
「彼の素晴らしいところは、勝利への意志の強さだ。記録を見ればそれは明らかだ。彼は常に最後の最後まで戦い、それによって仲間たちからの尊敬を勝ち取り、現在、伝説的な存在となったのだ」
「当時僕はまだ子どもで、スペインではテレビでF1を放送していなかった。それでも父がファンだったことがきっかけで、彼の存在を知った。僕が初めて乗ったカートには彼のマシンと同じカラーリングが施されていた」
ライコネンは「セナの死はF1界においてとても悲しい出来事だった」と述べている。
「当時僕はまだ学校に通っていて子どもだったから、彼のことはあまり覚えていない。それでもあの日のことは記憶にしっかり残っている。彼は偉大なドライバーであり、その後のドライバーたちの指標となる存在だと思う」