トップへ

もし詐欺にあったらどう対処したらいい!?

2014年04月30日 00:02  オズモール

オズモール

写真
自分の気のゆるみが原因なのか、相手が言葉巧みだったからなのか…。効果がないのに高額な化粧品を購入してしまったり、付き合っていると思っていた恋人に貸したお金が返ってこなかったなんて経験がある女子もいるのでは? もしそんな悲しい出来事が起こったら、どんな対応が有効なのか弁護士の堀川裕美さんに聞いてみた。 「詐欺にあったと思っても“だまされた自分が悪い”と思い、泣き寝入りしてしまうケースが多いようですが、必要事項がきちんと立証できれば、購入を取り消し、返金請求をすることができる場合があります。効果のない高額の化粧品に関しては“その効果が本当にないこと”“商品の内容・品質・価格・支払方法などについて事実と違う説明があったこと”“購入の経緯に誤認・困惑につながる態様の勧誘があったこと(勧誘されている場所から「帰りたい」と言ったのに帰してくれなかった)”などをきちんと証明することが必要です」(同) 化粧品詐欺は、その販売者を相手にして返金請求できる場合があることはわかったけれど、お金を貸していた男性に逃げられてしまった場合はどうしたらいいの? 「住民票などから相手の住所をつきとめることができた場合には、返金請求をすることができます。ただ、詐欺の常習犯になると居場所がわからないように住民票を移さない場合があるので、その他の情報からも居場所が全くつかめなかったときは、あきらめざるをえません。恋人同士とはいえ、簡単に金銭の貸し借りをしないのがベターです」(同) また、最近はメールによる投資や、お金の当選に関する詐欺も増えているのだとか。 「“あなただけにお得な情報があります”“100万円が当選しました”などのメールがいきなり届いたという人もいるかと思いますが、これも詐欺師の罠。ラッキーと思って返信してしまったり、URLをクリックしてしまうと、課金につながっていくというケースが少なくありません。また、電話や訪問による金銭詐欺も多数発生しているので、気軽に対応しないように気を付けましょう」(同) 少しでもおかしいと思ったら、弁護士などの専門家に打ち明けるのが正解。詐欺や金銭トラブルで痛い目を見るまえに気軽に相談し、すぐ解決に結びつけて! 堀川裕美弁護士。日比谷見附法律事務所所属。損害賠償案件や家事案件を多数手がけ、破産事件、労働事件、中小企業法務にも携わる。著書に『新労働事件実務マニュアル』(ぎょうせい)、『入門労働事件』(法律情報出版)、『同族会社・中小企業のための会社経営をめぐる実務一切』(自由国民社)など(いずれも共著)。【オズモール】