メルセデスのルイス・ハミルトンは、フリープラクティスでもファンが多くの走行を見られるよう、F1レギュレーションを変更することを検討すべきだと語った。
現在のF1ではエンジンやタイヤなどに制限があるため、各ドライバーがフリープラクティスで走る周回数はある程度限られたものになる。
2014年F1レギュレーションでは、ひとりのドライバーがシーズン中に使用できるパワーユニットは5基に制限されている。パワーユニットは6つのエレメントから構成されるものとみなされ、そのうちいずれかのエレメントが6つめに突入した時点からグリッド降格ペナルティが科せられる。
金曜朝のフリー走行の序盤は特に走行するマシンが少なかったため、今年はセッション最初の30分限定で使用できるタイヤが支給されている。ハミルトンは、ファンにもっとたくさんの走行を見せるため、追加タイヤを増やすか、自由に使えるエンジンを導入するなどの措置をとるべきだと主張している。
「セッション最初の30分に1台しか走らないのにずっと見ている観客の人たちがかわいそうだ」とハミルトン。
「もう少しうまく対処できるのではないかと思う」
「自分がF1ファンだったころには、ドライバーたちが走行するのが見たかった」
「今は自分がドライバーだけど、コースに出ないでガレージにいると(ファンの気持ちが)想像できる」
「でも(レギュレーションの関係で)あまりたくさん走ってエンジンに負担をかけることはできない。1回のセッションで15周か16周ぐらいにとどめなければならないんだ」
「自由に走れるエンジンが必要なんじゃないかな。1回のセッションで少なくても30周から40周走れるように」
「僕らが走るところをたっぷり見られたらファンは喜ぶだろうし、開発にも役立つ」