職場によくいる困った人といえば、他人の批判や悪口ばかり言う人。ある程度は付き合えても、長々と続いたり話題がそればかりだったりするとうんざりして仕事にも支障が出てくるもの。こうしたタイプの人と付き合うには、どうしたらいい?
世界中の女性達から学んだ知恵を多くの女性にアドバイスしている向みどりさんは、こうアドバイスする。
「批判や悪口ばかり言うことは、その人にとっての趣味のようなものだと思ってください。アイドル好きの人にはアイドル好きの友達がいるように、批判や悪口が好きな人の周りには同じような人たちが集まるもの。まず自分はその仲間には入らないと決めることが大切です。批判や悪口を聞かされたら、聞き流したり、話題を変えたりするようにしていれば次第に相手も『この人はこの手の話題に興味がないんだな』と察知するでしょう」
とはいえ、批判や悪口で盛り上がっている場に入らないと、「なんとなくさみしい」「仲間はずれにされてしまうかも」なんて不安を抱く人もいるのでは?
「もっとポジティブな話題で盛り上がれるような仲間が職場やプライベートの場でいれば、批判や悪口の輪に入らなくてもさみしいとは感じないはず。さみしいと感じてしまう人は、人間関係が満たされていないのかも。自分の人間関係を見つめ直し、共通の趣味を持つ人など、仲間を見つけておくことが必要です。あまりにも周りが批判や悪口を言う人ばかりなら、環境を変えるもの1つの方法です」(同)
また、自分自身が批判や悪口の輪に入らないと決めても、仕事中に批判や悪口ばかり言っている人がいると、業務の妨げになることも。
「仕事が進まなくなっている場合は、『今は仕事を進めましょう』と注意すればOK。注意はあくまで仕事が進んでいないことに対してするもので、批判や悪口を言うことに対しては口を出さないようにしましょう。批判や悪口に対してクレームをつけると、人間関係が悪くなる可能性があります。仕事が進まないのは問題ですが、批判や悪口は内容が的を射ていることもあるので、一概に『悪いこと』とも言えないからです」(同)
批判や悪口を言う人がいたら、まずはそれが仕事に影響を及ぼしているかどうかを冷静に見極めて、自分がどうするべきか判断しよう。
向みどりロイヤルウーマンズLABO主宰。世界25カ国を訪れ、その中の数カ国に住んだ中で人生を自由に生き生きと生きている女性たちに出会い、家庭と仕事を幸せに両立している女性の自立した生き方を学ぶ。世界中の女性たちから学んだ知恵と豊富なスピリチュアルの知識をもとに「自分の価値と才能を生かしたビジネスで社会に貢献しながら魂を磨く女性たち」を育成するセミナーを、数多く開催している。
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