26日、女性ドライバーのシモーナ・デ・シルベストロが、ザウバーの2012年型マシンでF1初走行を行った。
昨年までアメリカのインディカー・シリーズに参戦していたシルベストロは、今年2月にザウバーチームと“提携ドライバー”の契約を結び、F1のスーパーライセンス取得および2015年のF1デビューを目指すことになった。
彼女は今週土曜、フェラーリのプライベートコースであるフィオラノで2012年型F1マシン「ザウバーC31」をドライブ。KERS非搭載のF1マシンを走らせたシルベストロは、ピレリのスペシャルタイヤを履いてトータル112周を走破した。
インディカーで表彰台の経験もあるシルベストロは、F1マシンのダウンフォースとブレーキングに驚いたと語っている。
「最も感銘を受けたのは、マシンのダウンフォースとブレーキングでした」とシルベストロ。
「最初の周回はまだブレーキも冷えた状態でしたが、それでも減速時の感覚はこれまでに経験したことのないものでした」
「Gフォースもインディカーで慣れていたものに比べ、かなり強かったです」
この日のタイムは非公表。シルベストロは、日曜日もテストを続けることになっている。