オーガニック食品や市民農園が人気を博し、“食”に興味をもつ人が増えてきている現代。
都市部でもベランダ菜園や水耕栽培などを楽しむ人が増えている中、“未来の都市型農園”をデザインしたのが、こちら。
「Urban Skyfarm(アーバン・スカイファーム)」と名付けられたこの作品は、ロサンゼルスのデザインスタジオに所属する、Steve Lee(スティーブ・リー)さんが手掛けたもの。
このたび、国際的なデザインコンペ「A'Design Award」の2013-2014年期で、Futuristic Design(未来のデザイン)賞を受賞した。
アーバン・スカイファームは、その名の通り、都会のど真ん中に空高くそびえる大規模農園で、外観はまるで巨木のよう。
韓国・ソウルでの建設を想定したこの“垂直型の農園”。日光がよく当たる上部は野菜などを育てる農園に、涼しい“木陰”になっている1階は、市民のためのオープン・スペースになっている。
農園の収穫物は、地元の人々の食糧になるだけでなく、ここは空気や水を浄化する機能も備えており、街の環境維持に大切な役割をもっている。
また、大きな木を思わせる外観は、“サステナビリティ(持続可能性)”のシンボルとなっているそう。
実際の建設は未定だが、都会にいながら採れたての地元野菜や青々と息づく緑を楽しめるとは、なんとも贅沢。
未来の新しい農業を描いた、夢あふれる作品となっている。
A'Design Award
https://www.adesignaward.com/design.php?ID=32786
Aprilli Design Studio
http://www.aprilli.com/#!urban-skyfarm/c23br