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F1に火花復活? “華やかなF1”狙いさまざまな提案

2014年04月25日 13:30  AUTOSPORT web

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1991年ポルトガルGP アラン・プロスト(フェラーリ)
F1チームが、マシンをビジュアル的により華やかに見せるための変更を行うことを目指し、かつてのF1マシンのように火花が出るようにするなど、さまざまな案を検討している。

 F1ストラテジーグループに所属するビッグチームは、昔のF1マシンが見せたようなドラマチックなビジュアルを取り戻す必要があると考え、今後数週間にわたってそのための手段を検討することを決めた。

 ビッグチームはF1改善のためのさまざまなプランを準備しており、そのほとんどがコスト削減を狙うものだが、それと同時にF1の見た目の華やかさを向上させるための提案も行っている。


 例えば、現在のブレーキダクトは空力面でのメリットを得るため複雑なデザインになっているがこれを廃止し、ブレーキディスクが光るようにして見た目のインパクトを狙うという提案がなされている。

 また、アクティブサスペンションを復活させるという議論の中で、それに伴い1990年代初期までのようにマシンが火花を散らすようにすることが可能かどうかについても検討されている。

 走行中の火花はチタン板が路面と接触して起こっていたが、1994年にアンダーフロアのプランクが導入されたことで、発生しなくなった。

 他にもF1を改善するためのさまざまな提案があり、セーフティカー後にスタンディングスタートを行う案、決勝のレース距離を短くする案などがあると考えられている。

 多数の提案が今後数週間にストラテジーグループにおいて検討され、合意に達した案については、F1コミッション、その後FIA世界モータースポーツ評議会の承認を得た上で実現することになる。