ユナイテッド・スポーツカー・チャンピオンシップ(USCC)のPクラスに参戦しているマッスルミルク・ピケット・レーシングが、同シリーズのプログラムを終了させることが分かった。
マッスルミルクは、昨年、一昨年とHPD製のマシンでアメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)に参戦し、2年連続でチャンピオンを獲得。今季からスタートしたUSCCでは、デイトナプロトタイプ(DP)とLMP2が争うPクラスにオレカ03・ニッサンを投入するとともに、ニッサン/ニスモのグローバル公式パートナープログラムにも加入していた。
そんなマッスルミルクは、DP勢が優勢を保つ中で開催された開幕戦デイトナ24時間で総合5位を獲得。続くセブリング12時間では首位を争う場面もあったが、トラブルによって総合48位に。その後、信頼性とパフォーマンス向上のテストのため、第3戦ロングビーチと第4戦ラグナセカの欠場を発表していた。
そんな中、第3戦ロングビーチ後の16日、マッスルミルクがUSCCから撤退するとの報道がなされ、翌17日にはチームの公式サイト上でその報道を認める声明が発表された
「我々はUSCCから撤退した。この件に関するこれ以上のコメントはない。いつかレースに戻ってこられることを願っている」と記された声明には、それ以外にファンへの感謝などが綴られているのみで、具体的な撤退の理由や今後の予定などについては記されていない。