昨年限りでF1から引退し、今季はポルシェからWEC世界耐久選手権のLMP1クラスに参戦しているマーク・ウエーバーは、開幕戦で3位表彰台を獲得することができたのはチームにとって大きなステップとなったと語っている。
ポルシェは今季、16年ぶりに耐久レースのトップクラスに復帰。ポルシェ919ハイブリッドの2台体制でWECにフル参戦している。ウエーバーは、ティモ・ベルンハルト/ブレンドン・ハートレーとともに20号車ポルシェをドライブ。開幕戦ではトヨタTS040ハイブリッド勢に続き、3位表彰台を獲得した。
ウエーバーは、この結果はポルシェの並外れた努力によるものだと述べ、次のようにコメントしている。
「ポルシェが表彰台に戻ってきて、スポーツカーレースにとっても素晴らしい一日となったし、我々にとっても大きなステップとなった」とウエーバー
「僕たちが以前と同じくらいコンペティティブであることは嬉しい驚きだったよ。素晴らしい日だった。次戦に向けて懸命に作業を進める」
「このポイントを獲得したことで、チームとファクトリーのみんながしてきてくれた努力の中で、少しでも役割を果たすことができて嬉しい」
開幕戦でポルシェは、ル・マン24時間に焦点を合わせたローダウンフォース仕様のマシンを投入。決勝では20号車ポルシェが3位表彰台を獲得した一方で、14号車ポルシェはリタイアとなってしまったものの、予選では14号車が3番手、20号車が6番手に入り、ともにポールポジションを獲得した7号車TS040ハイブリッドからコンマ5秒以内の僅差につけている。