ファンなどから不評のF1サウンドを改善するため、エキゾーストシステムの変更が検討されている。
2014年のF1には新たに1.6リッターV6ターボエンジンが導入され、それに伴ってエンジン音が小さくなり、F1サウンド面の魅力が減ったとの批判が出ている。
中国GPの金曜夜、F1のエンジンマニュファクチャラーとFIAが会合を行い、F1サウンドを大きくするため排気管の変更を検討することが決まった。
FIAのデータも参考にして、排気管に関するソリューションを評価することで合意がなされたといわれており、実行プランについては5月6日の会合で決定される見込みとなっている。
検討されているひとつのアイデアは、ノイズを高めるために最適化された排気管サイズを標準化することだ。
FIAはスペインGP前の5月6日に関係者を集め、どのような改善策を採るのかを決める意向だということだ。
FIA会長ジャン・トッドは、バーレーンGPの週末に、新しいF1サウンドのテストは早ければスペインGP後の合同テストで行いたいと述べていた。
新たな排気管デザインの予備分析として、ひとつのマニュファクチャラーによってダイナモでのテストが行われ、エンジン音の批判に対抗できるだけのボリュームが達成できたということだ。
パワーユニット自体の変更は、燃料効率を高めるための新レギュレーションの哲学に反することになるため、行われない予定だ。