ウイリアムズが中国GPに持ち込んだエンジンカウルは、少しユニークなものだった。
通常F1マシンは、リヤエンドまでを一体化したエンジンカウルで、エンジンその他を覆い隠している。しかし、ウイリアムズが中国GPに持ち込んだカウルは、エンジンやラジエターを覆うカウル(白い部分:写真上の①)とギヤボックスと排気管を覆うカウル(黒い部分:写真上の②)のふたつのカウルが、別々に存在する。
これはパワーユニットの冷却性能を考慮したものなのか、あるいはエアロダイナミクス的に何かメリットがあるものなのかは不明だ。しかし、このようなタイプのエンジンカウルを採用しているチームは他にないことから、もしウイリアムズが今後、このカウルでパフォーマンスを向上させるのなら、このタイプを追従してくるチームが出てくるかもしれない。
(尾張正博/F1速報)