社会に出ると気付くのが、仕事はトラブルなど、想定外なことがつきものだということ。でも、セオリー通りに動くことはできるけれど、イレギュラーなことが起こるとすぐにパニックになる女子って周りにいない? 結局周りの人が対処することになり、仕事を増やしてしまう原因にも…。
「パニックになっている人にはまず、自分が落ち着いた態度を見せることが大切です」
そう話すのは、世界中の女性達から学んだ知恵を多くの女性にアドバイスしている向みどりさん。
「責めると余計にパニックになるので、まずは自分が落ち着いた態度を見せることで相手にパニックになる必要がないことを示します。そのうえで、イレギュラーな事態を一緒に整理してあげましょう。すると多くのことはセオリーの応用であることに気付くことができ、相手も『大丈夫、対処できる』と思えるはずです」(同)
そもそも、最初はセオリー通りにしか動けないのは当然のこと。セオリー通りに動けるだけでも十分な能力なので、そこを日頃から評価してあげると、イレギュラーな事態がセオリーの応用だと気付けたときに自信を持って対処できる。
「ただしセオリーの応用ではすまないような重大な事態が起こったときは、周囲がサポートするべきです。本人がチャレンジすれば対処できるレベルか、周りのサポートが必要なレベルかを見極めることも大切です」(同)
パニックになりやすい人は、普段の仕事でも怒ったり泣いたりと感情的になりやすい傾向があるもの。こうしたタイプの人には、まず自分が感情的であることを認識してもらうのがいいのだそう。
「ランチなどに誘って『あなたは感情的になりやすいところがあるけれど、慣れてくれば大丈夫だから』と説明して。自分の経験から感情をコントロールする方法があれば教えてあげましょう」(同)
おすすめの方法は、感情的になったときに、まずその感情をいったん箱の中にしまってふたをするイメージをして、感情を落ち着かせてから仕事を処理すること。そして後で、ひとりで静かになれる場所で改めてその感情を箱から出すイメージで思い出し、感じ切ります。こうすることで、少しずつパニックになりにくくなり、集中力が維持しやすいのだとか。
パニくり女子がいてもイライラせずに対処して、よき仕事のパートナーに変えちゃおう!
向みどりロイヤルウーマンズLABO主宰。世界25カ国を訪れ、その中の数カ国に住んだ中で人生を自由に生き生きと生きている女性たちに出会い、家庭と仕事を幸せに両立している女性の自立した生き方を学ぶ。世界中の女性たちから学んだ知恵と豊富なスピリチュアルの知識をもとに「自分の価値と才能を生かしたビジネスで社会に貢献しながら魂を磨く女性たち」を育成するセミナーを、数多く開催している。
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