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女性ホルモンをコントロールしてハッピーに

2014年04月17日 00:02  オズモール

オズモール

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新生活もようやく落ち着いてきた今日この頃。それなのにだるさや頭痛、不安感など、心と体に不調を感じている女子が多いみたい。それはなぜ? 「春は環境の変化に加えて、歓送迎会などのイベントも多い時期。それが原因で脳が興奮状態になりストレスが溜まります。そんなときに起こる心や体、お肌などのトラブルは女性ホルモンの乱れが大きく影響します」 そう教えてくれたのは、複合的に女性の身体のケアを行っている自然療法スクールマザーズオフィス「アロマテラピーの学校」の代表・宮川明子さん。“女性ホルモンバランスを整えることが大切”とはよく聞くけれど、そもそも女性ホルモンとはどんなもの? 「 “エストロゲン(卵胞ホルモン)”と“プロゲステロン(黄体ホルモン)”のふたつが女性ホルモン。エストロゲンは、お肌や髪にツヤを与えたり、病気を予防したりします。一方、プロゲステロンは体に水分を溜める働きをしたり、食欲を増進させたりします」(同) 女性ホルモンのバランスは月経と関係が深いというけれど、それはどういうこと? 「女性ホルモンの分泌は約1カ月の間に4つの周期で変化しています。その周期をきちんと理解してセルフケアをするとさまざまな不調が軽くなり、元気に過ごすことができるんです!」(同) (1)月経の週 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が低下し、月経痛が起こるなどデリケートな時期。プチ鬱のようになることもあるので、睡眠時間を多めにとるなどしてなるべく体を休めて。 (2)排卵の前の週 卵胞ホルモンの分泌がアップし、心身ともにアクティブな時期。ただし、この時期にストレスが多いと月経不順の原因になるので、夜更かしや暴飲暴食は控えて。 (3)排卵後の週 黄体ホルモンの分泌がアップ。排卵が起こって体がむくんだり、便秘になったりしやすい時期。アスパラガスなど食物繊維の多い野菜を摂取しよう。 (4)月経前の週 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌が低下し、ストレスを感じやすく、甘いものが食べたくなり肌トラブルも起こりがちに。甘いものは控えめにして、お肌のお手入れは最小限に。 女性ホルモンのバランスを整えるためには、4つの周期に合わせたセルフケアが必要不可欠。上手に自分の体とつきあっていこう! 宮川明子マザーズオフィスグループ代表。鍼灸師、整体師。一般社団法人ドゥーラ協会理事。東京・中野の自然療法スクールマザーズオフィス「アロマテラピーの学校」や「松が丘鍼灸治療室」、「松が丘助産院」での教育活動や治療を通じ、複合的に女性の身体のケアを行っている。著書に『夏のからだ冬のからだのつくり方暮らし方』(PHP)、『ホルモンのルール〜女性ホルモンバランスを整えるリズミカルボディセラピー』(技術評論社)、『心と体をケアするアロマテラピー』(日本文芸社)などがある。【オズモール】