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セクハラ&パワハラ、誰に相談すればいい?

2014年04月16日 00:01  オズモール

オズモール

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上司が権限や力を行使して、部下に行うセクハラ&パワハラ。イヤな思いをしたことがあるという女子もちらほら。もしこんなことが身近で起きたらどうしたらいいの? 弁護士の堀川裕美さんに賢い対処法を教えてもらおう! 「最近は、あからさまに体を触ってくるといったケースのご相談は減っている反面、しつこくメールを送ってきたり、なれなれしくしてくるなどのケースのご相談は多いですね。あまりにしつこいようなら、まずは信用できる上司に相談し、人事部などに話を通してもらいましょう。会社がセクハラ相談窓口を設けている場合もありますので、その窓口に相談してもいいでしょう。また、会社に相談しにくい場合や、相談窓口がないという場合には、労働局に相談するのがおすすめ。会社との間に入っていろいろと動いてくれることがあります」(同) ちなみに、セクハラはどこからどこまでがセクハラになるの? 「同じ言動をしたとしても、受け取る側によってセクハラになるケースとならないケースがあります。“今日は彼とデートなの?”“女らしくした方がいいよ”といった言った人にとってはなにげないひと言もセクハラになる可能性があるので男性には注意してほしいですね」(同) セクハラのことがわかったら、次はパワハラ! どんな行動がパワハラにあたるの? 「業務の適正な範囲を超えて、精神的肉体的に苦痛を与えたり、職場環境を悪化させる行為がパワハラにあたります。たとえば、作業報告のメールを上司にしたら、そこにミスがあり、部内全員を同報メールに入れて返信されて侮辱的な言葉で叱られたというケースもパワハラにあたる可能性が高いです。パワハラもセクハラ同様、会社か労働局に相談するのがいいですね。セクハラでもパワハラでも、適切な対処を求めるためには証拠が必要になります。どんな嫌な思いをしたのかを日記帳に書いて残したり、メール上でのやりとりも証拠になるのでメールはすべて残しておいて」(同) また、上司のセクハラやパワハラが原因で会社をやめることになったら、訴訟を起こしたり、損害賠償請求をするという手もあるので、そんな場合は弁護士に相談するのがいいのだとか。 ハッピーで前向きに仕事に取り組むために、自分の身は自分で守り、トラブルが起きたら“すぐ相談”を心掛けて! 堀川裕美弁護士。日比谷見附法律事務所所属。損害賠償案件や家事案件を多数手がけ、破産事件、労働事件、中小企業法務にも携わる。著書に『新労働事件実務マニュアル』(ぎょうせい)、『入門労働事件』(法律情報出版)、『同族会社・中小企業のための会社経営をめぐる実務一切』(自由国民社)など(いずれも共著)。【オズモール】