世界トップクラスのアーティストでありながら、未だ正体不明の覆面アーティスト“Banksy(バンクシー)”。
バンクシーといえば、社会風刺や政治的メッセージを強く感じさせるストリートアートで知られるが、昨年10月以来の最新2作品がイギリスに登場。
1つめは、通称「Mobile Lovers(モバイル・ラバーズ)」。親密そうに抱き合うカップルの顔には、ロマンティックな明かりが…。でも実はよく見ると、お互いスマートフォンのチェックに夢中という、バンクシーらしい“スマホ依存症”を皮肉った作品だ。
こちらは、バンクシーのオフィシャルサイトに4月13日に掲載されたものだが、詳しい所在地などは明らかにされておらず、謎の多い作品。
また、STREET ART NEWSなどによると、その数時間前にはCheltenhamという街で「Spy Booth(スパイ・ブース)」なる作品を制作したそう。
こちらは電話ボックスを3人のスパイが取り囲み、盗聴を試みているというもの。世界的に衝撃をもたらしたアメリカ政府による盗聴疑惑などを痛烈に皮肉った作品で、どちらも情報化社会を描いた作品となっている。
Banksy
http://www.banksy.co.uk/index.html
STREET ART NEWS
http://www.streetartnews.net/2014/04/banksy-new-mural-cheltenham-uk.html