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“初心”をテーマに、伝統の資生堂・椿会展

2014年04月14日 00:01  オズモール

オズモール

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資生堂のシンボルマーク「花椿」。シンプルなラインでかたどられた椿の花は、女性におなじみのデザイン! このマークにちなんで名付けられた「椿会」が、4月10日(木)から5月25日(日)まで、「椿会展 2014 - 初心 - 」と題して、銀座の資生堂ギャラリーでグループ展を開催中。 椿会の歴史は古く、第二次世界大戦後に資生堂ギャラリーを再開するにあたって企画されたのが1947年のこと。スタート時には、川合玉堂、横山大観、梅原龍三郎、藤田嗣治など、今も画壇に名を残す画家たちが多数参加していたとか。その後、時代とともにメンバー構成を変え、2010年に終了した第六次椿会まで、参加した作家は総勢80名にも! 今回の参加アーティストは、前衛芸術家としても活躍する画家で作家の赤瀬川原平をはじめ、岩手県陸前高田市生まれの写真家・畠山直哉や、彫刻家の内藤礼、現代美術作家の伊藤存、画家の青木陵子の5名。 この5名は、2013年に続いて2度目の出展となる「第七次椿会」のメンバーで、年代も性別も表現手法も異なる多才なアーティストたち。昨年と同じく「初心」というタイトルは「3.11」を強く意識したもので、再び立ち上がり前進する時の「初心」を自らに問い直すという思いを込めたそう。 「今回は出展される作品の数も多く、タイプもいろいろなので見応えのある展覧会になると思います」と、広報の豊田さん。 赤瀬川原平によるクラシックカメラの鉛筆画、畠山直哉の自然の中の人工物をとらえた連作写真など、テーマをふまえた上で、それぞれの現在に呼応する作品を展示。 「3.11」を経験した上で、初心に返ってアートのありかたを考える「第七次椿会」。作品を鑑賞しながら、あなたも「初心」について考えてみては? 【オズモール】