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プチストーカーから身を守るテクニック

2014年04月09日 00:01  オズモール

オズモール

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毎日のように世間を騒がせているストーカー事件…。会社帰りに待ち伏せされたり、恋人と別れた後しつこく復縁を迫られたなどの“プチストーカー行為”の経験がある女子も少なくないみたい。そんなときどんな対応をするのが正しいのか、弁護士の堀川裕美さんに教えてもらおう! 「ストーカーに狙われやすい女性のタイプは、男性に対して平等に“思わせぶりな人”“やさしい人”です。もし自分に心当たりがあるなら注意しましょう。また、ストーカーになりやすい男性のタイプは“コミュニケーション能力が低く人付き合いが苦手”なタイプです。周りにそういう男性がいたら、はじめから近づかないようにして、適性な距離をとっておくのがベターです」(同) 気を付けていたとしても、相手の男性がストーカーのようになってしまったらどうしたらいいの? 「待ち伏せやつきまとい、しつこいメール攻撃をされても無視をするのがいちばんです。直接文句を言ったり、メールを返信したりすると、相手にされていると勘違いされたり、揚げ足をとられたりしてしまうので要注意。相手のストーカーのような行動が一向に直らない場合は、警察に相談するのがいいですね。その行動がストーカー規制法の規制対象に該当する場合は、警察からストーカー行為を禁止する命令を出すなどの対応をしてもらえます。ただし、警察はきちんと証拠がないと動いてくれない場合もあります。気持ち悪くても、相手から届いたメールの内容を写真などに保存しておいたり、電話を録音したり、どんなストーカー行為を受けたのかを日記に書いておいたりして、証明できるようにしておくのが有効です」(同) 相談しても、なかなか警察が動いてくれない場合もあると、ニュースで見たことがあるけれど? 「そんなときは、弁護士に相談するのがおすすめです。弁護士がふたりの間に入って交渉し、直接関わりを持たないように動いたり、女性にかわって警察署に行き、きちんと取り合ってくれるようにかけあうことも可能です。第三者が入ることでストーカー行為がなくなったというケースもありますし、女性は安心感を得られると思います」(同) しつこいストーカーのような行為は、ひとりで解決しようとしないことがポイント。困ったら法律事務所に相談してみるのもいいみたい! 堀川裕美弁護士。日比谷見附法律事務所所属。損害賠償案件や家事案件を多数手がけ、破産事件、労働事件、中小企業法務にも携わる。著書に『新労働事件実務マニュアル』(ぎょうせい)、『入門労働事件』(法律情報出版)、『同族会社・中小企業のための会社経営をめぐる実務一切』(自由国民社)など(いずれも共著)。【オズモール】