最近はあまり耳にすることのない「筆を走らせる」という言葉。
手書きの書類など今ではほぼ見かけなくなったが、個人的にはメモを取るとか、思いついたコンセプトの下書きをするとかいうときだけは、手書きの方がいい、という人もいるのではないだろうか。
今回はそんなアナログ感覚と、デジタル機能を合わせた便利なツールをご紹介。
ソニーから昨年12月に発売された「Digital Paper(デジタルペーパー)」は、あらかじめ読み込んでおいた書類や資料ファイルに、専用のペンで書き込みができるというモバイルツール。
A4サイズがほぼそのまま読める13.3型の大画面に、およそ0.6ミリの薄型軽量ボディと、持ち運びも便利な本体には、Wi-Fi機能や4GBのストレージを搭載。
一度の充電で使用可能な時間は3週間程度と長時間フライトや出張のお供にも最適。
専用のペンを使えば、大切な箇所にマーカーを引いたり、メモを取ることができる。もちろん、白紙のノートに論文など長い文章を書き込むことも可能だ。
「デジタルペーパー」を使えば、これまでPCで作成し紙にプリントアウトしていた、教材、論文、資料、マニュアルもそのまま持ち歩けるうえ、ネットワークを介してファイルを共有でき、コミュニケーションもスピーディー。
実証実験に携わった早稲田大学を筆頭に、教育関係者からの評価も高く、購入者による口コミサイトでも「白い紙そのもので、書きやすく見やすい」「割れにくい」「手書き入力時に重要な視差ズレがない」など評判は上々のようだ。
アナログとデジタルのいいとこ取りの「デジタルペーパー」で、ワークスタイルの変革にあたってみては。
Sony Digital Paper
http://www.sony.jp/digital-paper/