紀元前1世紀頃、フェニキアのガラス職人が開発したといわれる、画期的なガラスづくりの技法“吹きガラス”。
そんな“吹きガラス”のなかでも、非常に高度な技法を用いて制作された「2x Glass Vases(2x グラス・ベース)」は、この世に2つと同じ形状のデザインが存在しない、コレクターごころをくすぐる花瓶。
高温で溶かしたガラスを吹き、手作業で形を整える…この一連の作業を何度も繰り返すことで、花瓶の内側と外側に氷結晶のような独特な凹凸が生まれるという。
何も活けずとも清々しいその姿は、ただそこにあるだけで何時間でも眺めていられそうだが、花を挿したときにはそれはそれで、流水のなかで踊っているかのような可憐な花がこれまた美しく、甲乙つけがたいのだ。
「2x グラス・ベース」の価格は550ドル(日本円で約5万6270円)で、オフィシャルサイトから購入可能。“世界でひとつだけのデザイン”、ときにはそんな言葉につられてみるのも悪くないかもしれない。
Assembly Design
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