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扇状にそびえる白亜の多目的タワー計画が始動!

2014年03月12日 15:40  isuta

isuta

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扇型に空へ向かって広がる、こちらの奇抜な建物。日本人建築家・藤本壮介氏とフランスのNicolas Laisné Associés、OXO Archtecsのコラボレートで発表された「white tree(arbre blanc/白い木)」と呼ばれる多目的タワーで、地中海から約10㎞に位置する南仏・モンペリエでの建設が計画されている。 地面から有機的に成長するかのように登場するこの17階建ての建物は、その名の通り“自然の木”からインスピレーションを得たもの。日本と地中海双方の様式を取り入れ、1万平方mのスペースには住宅ユニットをはじめ、オフィススペース、アートギャラリー、レストラン、バーを備えている。 木の枝は、葉が日光を吸収するために自然の法則に沿った間隔をあけるもの。この「枝」に相当するバルコニーは、ランダムに配置することで適度な光を提供してくれる。大きな窓をふんだんに取り入れ、白い壁やプランター置き場などにより開放感抜群! 高層階から眺める海や近隣の山脈のパノラマビューも魅力で、バーやレストランは一般住民や観光客も利用可能としている。 贅沢な外観を有し、様式上の法則を超えたwhite treeは、その難解な形状だけでなく建築費も注目されるところ。実現化されれば、フランスの新しいランドマークになること間違いなしだ。 藤本壮介建築設計事務所 http://www.sou-fujimoto.net/ OXO Architectes http://www.oxoarch.com/front/project/tour-mixte-a-montpellier Nicolas Laisné Associés http://www.laisnearchi.com/projects/richter-tower-montpellier.html,9,15,0,0,166