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ニューヨークの海岸を緑で結ぶ、ゴミ堆肥化計画が始動!

2014年03月10日 13:30  isuta

isuta

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ニューヨーク市では、毎年約1400万トンのゴミを州外の埋立地までトラックで輸送しており、ゴミの運搬費用は、1年当たり3億ドル(約309億円)以上にのぼるという。 トラックによる長距離輸送の弊害として、騒音や排気ガスなどの公害が大きな問題に。この大規模な廃棄物管理の解決策として、ニューヨーク州を拠点に活動する建築事務所「present architecture」が「Green Loop Project(グリーンループ プロジェクト)」を推進している。 この計画は、ニューヨーク州のウォーターフロント520マイルに沿って、堆肥処理工場を10カ所建設し、ネットワークを使い効率的にほかの場所に堆肥を輸送することを目的としたもの。堆肥施設の上部には、堆肥を活用した屋上緑化を施し、公園や遊歩道、海水浴場などを配置。都会に新しい緑のオープンスペースをもたらすとともに、輸送に費やす無駄なエネルギー浪費を大幅に低下する。 グリーンループ プロジェクトによると、ニューヨーク州では、すでに道路脇の堆肥化プログラムを始動しているとしており、ゴミの堆肥化は着々と進行中。実現すれば、都市問題を解決する画期的な取り組みとして、世界中から注目を集めることだろう。 present architecture http://www.presentarchitecture.com/