トップへ

花粉症のイヤな症状をやわらげる食材とは?

2014年03月06日 00:01  オズモール

オズモール

写真
4~5人にひとりは花粉症患者といわれている、花粉症大国日本。近年、花粉症を発症する人が多くなった原因として“食生活”が指摘されているのを知ってる? 「現代人の食生活は、肉、卵など動物性タンパク質、糖分、脂肪分が多い食事に偏り、米や野菜を中心としていた、昔ながらの食生活とは変わってきています。それが、花粉症などを発症させるアレルギー体質へと変化させたと言われているんです」 教えてくれたのは、花粉症に関する著書を多く出している、医師の大久保公裕さん。では、花粉症の症状を抑えてくれる食生活を教えてもらおう。 (1)体の免疫機能を高める 花粉症は、体内の免疫が過剰に働いてしまうのが原因。そのため、免疫を正常に戻してあげることが大切。免疫機能回復には抗酸化作用のある食材を多く摂ること。ダイコン、ニンニク、トマト、カボチャ、バナナ、ホウレンソウがおすすめ。 (2)腸内環境を整える 腸内の善玉菌を増やすことで免疫力がアップする効果が。善玉菌を増やすためには、発酵食品であるチーズや味噌、納豆、漬物、そして、食物繊維の多いサツマイモやコンニャクを積極的に食べるようにして。 (3)鼻や目の粘膜をガード 目のかゆみや鼻水、くしゃみは、飛散する花粉によって目と鼻の粘膜が刺激されるために起こる。目や鼻の粘膜はムチンという物質でおおわれているため、ムチンを多く含む、オクラやメカブ、ヤマイモを食べよう。 (4)ヒスタミンの分泌を調整 花粉症は、体内に侵入した異物を排除しようとして、ヒスタミンという成分が過剰に分泌され、引き起こされる。ヒスタミンの分泌を調整する、ショウガやシソ、イワシなどの食品を摂取しよう。 (5)体を温める食材をセレクト 体が冷えると自律神経の働きが乱れ、免疫機能が低下し、花粉症の症状が重くなることも。玄米や豆類、キムチなどを多めに摂って体を温めるように心掛けて。 毎日の食事で花粉症に効果的な食材を食べて、お手軽な対策を! 大久保公裕医学博士。日本医科大学大学院頭頸部・感覚器科学教授。日本医科大学耳鼻咽喉科講師、准教授を経て、2010年より現職。日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定指導医、日本アレルギー学会理事、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会理事、日本鼻科学会理事、日本アレルギー協会評議員。著書は『舌下免疫療法がわかる本』(日経新聞社)、『あなたの知らない花粉症の治し方』(暮らしの手帖社)など。 【オズモール】