お寿司やおにぎりなど、古くから日本の食卓に欠かせない板海苔(のり)。外国人からは「黒いカーボンシートのよう」と評されることもある海苔だが、茨城県の「海野海藻店」が手がけるアートな「Design NORI」がアジアやヨーロッパを中心に世界中で話題を集めている。
Design NORIは肉厚で良質な三陸産の海苔を使用し、最先端のレーザーカッター技術で日本古来の紋様を切り抜いたもの。
着物にもよく使用される亀甲、組亀甲、麻の葉、水玉、桜などの紋様には、それぞれに長寿、子供の生育、幸運、美しさといった祈りが込められており、冠婚葬祭など人生の節目の料理に、刻まれたパターン次第で“想い”を付与することができる。
約500年もの間変わることのなかった定番の板海苔を、日本古来の文化と融合させ、まったく新しい世界観を作り出したと評価され、2012年にはGOOD DESIGN賞や「アジア太平洋広告祭」のデザイン・ロータス部門で最高賞となるBESTを受賞。
繊細な作業のため生産数に限りがあるため、現在一般販売は行っておらず、全国の百貨店などのイベントや期間限定ショップで不定期に発売している。イベント情報はfacebookで告知。1袋840円からと高額ながら、即完売してしまうほどの人気だそうなので、手に入れたい人はこまめにチェックしてみては。
海野海藻店facebookページ
https://www.facebook.com/DesignNori.uminokaisouten
GOOD DESIGN AWARD
http://www.g-mark.org/award/describe/38521