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ツラい花粉飛散の時期をラクに乗りきる方法

2014年02月27日 00:02  オズモール

オズモール

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外はまだまだ寒いけれど、季節はもうすぐ春。春が近づくと、目がかゆくなったり、鼻がむずむずしてくるという人も多いはず。そろそろ、花粉症対策をしなければいけない時期なのかも…。 「まだ少量ですが、スギ花粉はすでに飛び始めています。飛散のピークを迎える前の早めの対策をすれば、ツラい症状がずいぶん軽くなるので、今すぐ始めてください」 そうアドバイスをくれたのは、花粉症に関する著書を多く出している、医師の大久保公裕さん。まずは、目に関する対策を教えてもらおう。 「今は、まだ飛散量が少ないため、目がかゆくなったり、異物感がある状態になっている人は少ないでしょう。でも、ピーク時の不快な症状を最小限に抑えたいのなら、今から抗ヒスタミン系の点眼薬を使いはじめることをおすすめします。この時期は両目に1回2~3滴ずつ、1日2回ほどがいいでしょう。飛散量が増えてかゆみを感じたら、1日4回ほどの点眼が効果的です。また、点眼前に冷たい水で目と顔全体を洗うと効果がアップ。もちろん直接目に花粉をふれさせないため、メガネの着用は必須です」(同) 鼻に関する対策といえばマスクが一般的だけど、いつから着け始めればいいの? 「今日から、外出するときには必ずマスクを着用してください。マスクを着用していると、体の中に入る花粉の量は約1/3になり、さらに花粉症用のマスクをつけると約1/6になるのです。すると、飛散ピーク時のくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状がかなり軽減されるはず。接客業などで、マスクができないという人は、鼻に挿入するタイプの鼻用マスクが市販されているので試してみてください」(同) さらに、花粉を部屋の中に入れないための対策を忘れてはいけないのだとか。 「外出時にメガネやマスクで花粉をガードしていても、家の中が花粉だらけではなんの意味もありません。家に着いたら、玄関の前で衣服に付いた花粉を落としたり、粘着クリーナーなどを使って、衣服についた花粉を取り除いてから部屋に入りましょう」(同) 面倒くさがらず、普段の生活に花粉対策を取り入れて、花粉症のツラい症状を少しでもラクにしよう! 大久保公裕医学博士。日本医科大学大学院頭頸部・感覚器科学教授。日本医科大学耳鼻咽喉科講師、准教授を経て、2010年より現職。日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定指導医、日本アレルギー学会理事、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会理事、日本鼻科学会理事、日本アレルギー協会評議員。著書は『舌下免疫療法がわかる本』(日経新聞社)、『あなたの知らない花粉症の治し方』(暮らしの手帖社)など。 【オズモール】