祭りと奇抜な衣装は世界共通の組み合わせだが、意外と知られていないのがヨーロッパの伝統衣装。
フォトグラファーのシャルル・フレジェさんは、ヨーロッパ19カ国で撮影してきた約200体の“獣人(ワイルドマン)”をおさめた写真集「WILDER MANN(ワイルドマン) 欧州の獣人 - 仮装する原始の名残」を発売した。
写真におさめられているのは、私たちがイメージする“おしゃれなヨーロッパ”とはちょっと異なり、ドイツの謝肉祭の“わら男”、なまはげにそっくりなオーストリアの“クランプス”など、どれもかなり強烈な個性を放つものばかり。
怪獣、妖怪、ゆるキャラ…例え方は人によって異なるが、どこかユーモラスで愛らしく、ヨーロッパの知られざる側面を垣間見ることができる。
パラパラとページをめくっていくだけでも楽しめる構成なので、ファッションや人類学に興味のある人だけでなく、キャラクターやフィギュア好きの人なども手にとってみてほしい。
「WILDER MANN ワイルドマン 欧州の獣人-仮装する原始の名残」
定価 : 本体3800円+税