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リッチな設備と快適な乗り心地が魅力の最新人力車

2014年02月24日 15:00  isuta

isuta

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人力車は、アジアや南米圏で何百万もの人々を日々輸送する主要な交通手段のひとつ。途上国だけでなく、ニューヨークや上海などの都市をきめ細かに探索する観光客向けのエコな乗り物としても注目を集めている。 そのニーズに着目し、フィリピン人デザイナーKenneth Cobonpueさんが発表した人力車のハイテクバージョンが、こちらの「eclipse(エクリプス)」。Cobonpueさんは、世界のレストランや一流ホテルでも使われるソファやベッドなどのインテリアブランド「Cobonpue」を展開。革新的な手作り生産のプロセスで、地元の材料を統合したユニークなデザインが特徴で、ハリウッドセレブや王族を含む顧客の名簿で世界にその名が知られている。2014年の「maison&objet asia」での「今年のデザイナー」賞をはじめ、数々の賞を受賞する新進気鋭のデザイナーだ。 革新的な三輪車・エクリプスは、リサイクルポリエチレンとアルミニウムから形成されており、シートやハンドルバー、ヘッドレストは皮革の感触だが、実際は耐候性ビニールと布を使い、手縫いで精密に作られている。これまでの人力車と決定的に違うのは、iPhoneのドッキングベースをはじめ、スピーカー、カップホルダー、冷却ファン、プライバシーを保つパネルなど、贅沢な設備が搭載されており、まるで中世の馬車に乗っているかのように優雅な気分で街を周遊できる。 広大なイベント会場の移動手段にもぴったりなので、2020年の東京オリンピック開催の際には、日本への上陸も期待したい。 Kenneth Cobonpue http://www.kennethcobonpue.com/collection/view/63/ECLIPSE