ロンドンのカナリーワーフプラザ前に突如現れた謎の物体。街行く人々の視線の先にあるのは、私たちにとって身近な販売ブース「キオスク」である。
先月行われた氷の彫刻祭で初めて披露されたこのキオスク、なんと日本の伝統的な遊びである折り紙にインスパイアされたとか。
イギリスの建築家集団「Make」によって設計された幾何学的な形のこのキオスクは、折り紙の発想をもとに、アルミニウムのパネルを組み合わせて作られている。使用状況に応じて、扇子のようなファンが自由自由に伸縮。開閉自在なファンが屋根代わりになっているから直射日光や雨、雪も防いでくれる。
日中は彫刻祭のインフォメーションブースとして機能し、夜は都会の景観になじむ芸術的なオブジェクトにも。Makeのプロジェクトリーダーであるショーン・アフレックによると、「折り紙式キオスクは、コンパクトで頑丈で長持ち、メンテナンスも簡単。軽くて持ち運びも可能だから、イベントが終わればトラックで別の場所に運び、次の目的のために再利用が可能だ」
アイキャッチとして誰もが楽しめ、それぞれのニーズに合わせて変化できる未来型キオスクは、街中の販売ブースとして最大限に活用できそう。イギリス旅行の際にはぜひ立ち寄ってみては。
make
http://www.makearchitects.com