私たちの暮らしにとても身近で、日々の生活に欠かせない「コメ」。日本では、コメを中心とした食文化を深めつつ、稲作の歴史とともにさまざまな文化が発展してきたが、私たちは食としてのコメ以外の姿を、どれほど知っているのだろうか。
21_21 DESIGN SIGHTディレクターでグラフィックデザイナーの佐藤 卓と文化人類学者の竹村真一。異なるバックグラウンドをもちながらも、同じ行き先を見つめる2人のディレクションによる企画展「コメ展」が、2月28日より六本木ミッドタウン内にある21_21 DESIGN SIGHTにて開催される。
私たちがいただくお茶碗1杯のご飯には、稲穂3株分の約3000粒がおいしく封じ込められているという。いま激変しつつある地球環境とライフスタイルや価値観の転換期をむかえ、主食としてのコメの位置づけも揺らぐなか、この展覧会では来場者とともに、文化の根幹をなすコメのありようを新鮮な目で見つめ直していく。
「コメ」をひとつの文化として、新たな視点で見つめるユニークな企画展は一見の価値あり。
コメ展
会期:2014年2月28日(金)~6月15日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT
休館日:火曜日(4月29日、5月6日は開館)
開館時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
※4月19日(土)は六本木アートナイト開催に合わせ、通常20:00閉館のところを特別に24:00まで開館延長します(最終入場は23:30)
http://www.2121designsight.jp/program/kome/