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柔軟な発想とデザイン力で無駄を省いた鉛筆

2014年02月21日 11:30  isuta

isuta

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パソコンやスマホといったデジタルツールが生活に浸透する一方、アナログでしか成し得ない手仕事の温もりや創造性が、今改めて見直されている。昔から変わらず親しまれてきた鉛筆はその代表格。しかし、残念ながら鉛筆は最後まで全部使い切ることができず、補助具を使っても短くなれば、ゴミ箱行きか机の引き出しに入れてそれっきりになりがちだ。 その無駄や不便さに着目したのが、イギリス・セントラル・セント・マーティンズ美術大学ARTS&DESIGN学科を首席で卒業という経歴をもつ早川明男さんによる「EASY PENCIL(イージーペンシル)」。「潔く使いきる鉛筆」というコンセプトで、鉛筆の長さより6 cm 短い芯が入っており、短くなっても芯が残ることなく最後まで使い切ることができる。 芯の入っていない部分は木目調に区別されているので、芯の無くなるタイミングが一目瞭然。コンセプト段階で現在商品化はされていないが、鉛筆のほか色鉛筆バージョンもぜひ展開してほしい。 AKIO HAYAKAWA http://www.akiohayakawa.jp/project/easypencil/jp.html