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事前の花粉対策で、ピークのツラさを半減!

2014年02月20日 00:01  オズモール

オズモール

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暦の上ではもうすぐ春。暖かくなってきたら、旅行やアウトドアの楽しいイベントを計画したいところだけど…悩みの種はスギ花粉。そろそろ飛散が始まる時期では!? 「いまや国民病ともいえる花粉症。4~5人にひとりは発症していると言われています。花粉症に心当たりのある方は、飛散量がピークになる前に、今から対策を始めることをおすすめします」 そう教えてくれたのは、花粉症に詳しい医師の大久保公裕さん。早めに対策をするとどんなメリットがあるのか教えてもらおう。 「花粉症は飛散してすぐに、くしゃみや鼻水などのツラい症状が出るわけではありません。繰り返し花粉を浴びたり、吸い込んだりしているうちに、目や鼻の粘膜が過敏になってしまい、炎症が強くなり、症状がひどくなっていきます。飛散のピークがくる前から薬を飲み始めたり、花粉に直接触れないように、マスクやメガネなどでガードをするようにしましょう。そうすることで、症状が出る時期を遅らせることができたり、花粉の飛散が多い時期の症状を軽くすることができるのです」(同) この時期になると、いろいろな市販薬がドラッグストアに並んでいるけど、どんなタイプを選ぶのが正解? 「薬剤師にきちんと相談したほうが、症状に合った薬を選ぶことができます。しかし、市販薬は、万人向けに作られているため、自分の症状に完全に合うことは少なく、眠気やのどが渇くといった副作用が起こりやすいという点があります。もし市販薬を2週間ほど飲み続けてもあまり効果が出ないのなら、病院で医師の診察を受けてみたほうがいいかもしれません。きちんと検査をすることで、症状に合った薬を出してもらえるでしょう」(同) また、せっかくマスクをつけていても、花粉をガードできていない人がたくさんいるのだとか。 「マスクを装着するときに意識してほしいのは、肌になるべく密着させること。鼻やあごがマスクから出ていたり、頬とマスクとの間にスキマができてしまっていると、そこから花粉は侵入します。最近では女性用サイズのマスクも出ているので、試してみて、自分に合ったものを使うようにしましょう」(同) 事前対策を今すぐに始めて、ツラい花粉症の症状を最小限に抑えよう! 大久保公裕医学博士。日本医科大学大学院頭頸部・感覚器科学教授。日本医科大学耳鼻咽喉科講師、准教授を経て、2010年より現職。日本耳鼻咽喉科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定指導医、日本アレルギー学会理事、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会理事、日本鼻科学会理事、日本アレルギー協会評議員。著書は『舌下免疫療法がわかる本』(日経新聞社)、『あなたの知らない花粉症の治し方』(暮らしの手帖社)など。【オズモール】