ある下着メーカーが行った調査によると、日本人女性のバストサイズの平均はB~Cカップ。30年前の同じ調査では、半数以上がAカップだったという報告もあり、バストサイズが遺伝ではないということがわかった。
健康美のプログラムやビューティアドバイスの提案をしている、鈴木久美子さんによると、マッサージとストレッチ、そして下着セレクトで、理想のバストの形やサイズに近づけることができるのだとか。
「まずは、鎖骨の下を刺激して、胸部のコリをゆるめるマッサージを始めましょう。鎖骨の下部分にある筋肉に、人差し指、中指、薬指の指先で強めの圧をかけて。3秒押して3秒離す動きを20~30回繰り返しましょう。鎖骨の下の筋肉がほぐれると、胸が開くので、猫背が解消され、自然に姿勢もよくなります」(同)
マッサージのあと、次のストレッチを取り入れると、さらなるバストアップにつながるのだとか。
「肩幅ぐらいに足を開いてまっすぐに立ちます。そのあと、後ろで両手をしっかりと組みます。そしてその手を少しずつ上に上げていきます。もし、後ろで両手を組めないという人は、タオルを使い、端と端を持ってもOKです。このとき肩甲骨を、背中の中心に向けて内側に寄せているようにイメージするのがポイント」(同)
また、美バストをつくるうえで、忘れてはいけないことがふたつある。
「ひとつは、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンの摂取。豆乳を飲んだり、豆腐料理を積極的に摂りましょう。バストアップに一役買ってくれるはずです。もうひとつは正しい下着選び。サイズの合わないブラジャーを身に付けていたり、タンクトップにカップがついているようなタイプを使っていると、バストの形がどんどん崩れてしまいます」(同)
こまめに下着売り場でサイズの測定をしてもらい、自分の体型にぴったりなブラジャーを身に付けるようにしよう。
理想のバストは一日にしてならず。こまめなケアと下着選びをさっそく始めよう!
鈴木久美子Pretty More(プリモア)主宰。体幹回復ストレッチインストラクター。一般社団法人“美しい姿勢を次世代につなぐ”理事。「姿勢が変わると→カラダが変わる→行動が変わる→習慣が変わる→価値観が変わる→心が変わる→人生が変わる」の想いをのせて、女性がよりかわいく、より美しく、よりハッピーに! をコンセプトに「健康美」の習慣となるプログラムやビューティアドバイスを提案している。【オズモール】