写真友人から飲み会に誘われたり、同僚から仕事の手伝いを頼まれたりしたとき、その場で返事をせずに先延ばしにしてしまうことってない？ 「スケジュールを整理してから」「今は忙しいからあとで考えたい」などの理由がある場合、賢明な対応のようだけれど…。
「『即断即決即答』するほど、時間は有効に使えるものです」
そう話すのは、シンプルライフをテーマに執筆活動をしている金子由紀子さん。
「決断や返事を保留して先延ばしにすると、いつもなにかに追われているような感覚から抜け出せず、ほかのことに対する判断力が鈍るもの。また、必要以上に『やるべきこと』を増やしてしまう可能性もあります」（同）
例えば飲み会の誘いなら「直前まで返事を保留したがために断りにくくなる」、仕事の手伝いなら「最初から断っていればやらなくてすんだようなことを抱え込む」など、決断や返事を先延ばしにしたことで「やるべきこと」が増えることも。
「一方、迷わずにその場で決断したり返事をしたりしていると、『やりたいこと』がより多く実現するようになり、『やらなくてすむこと』を減らすことができるのです。確かに重要な問題はじっくり考えることも必要ですが、迷ったときには『第一印象』や『直感』で判断するのも手。『勘』は本当の気持ちを反映していて真実を見抜いていることが多いので、意外と当てになるものです」（同）
また「やるべきこと」があるときは、「即行動」したいものだけど、ついダラダラ、グズグズしてしまうことってない？ 頭では「やらなくちゃ」と焦っているのに、体がなかなか言うことをきいてくれない…。そんなときに金子さんが提案するのが、勢いをつけて動き出すきっかけを、ネタとして用意しておくこと。例えば次のようなネタがおすすめだそう。
◎「ダラダラ」や「グズグズ」と決別するためのテーマソングを決めておき、大音量でかける、もしくは歌う
◎洗面所の冷たい水で顔を洗い、鏡を見つめて「お前にはできる」と言い聞かせる
◎家や会社の周りを歩いて一周する
◎髪をきつく結んで気合いを入れる
こうしたネタをいくつも用意しておき、ダラダラ、グズグズしてしまうときはいろいろと試してみて。年始はなにかと慌ただしいけれど、「即断」「即決」「即答」「即行動」を心がけて毎日を充実させよう！
金子由紀子大学卒業後、出版社で書籍編集に携わったあとフリーに。「ものを持たずに心地よく暮らす」楽しさに目覚め、シンプルライフをテーマに幅広い分野で取材・執筆・編集などの活動を行っている。お知らせ金子さん提案のシンプルライフが実現できるスケジュール手帳『シンプル生活手帳2014』が好評発売中。予定やToDoリストを書き込むだけで、時間やお金の無駄がなくなる！【オズモール】
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