「仕事から家に帰ってくると、ぐったりしてしまう」…いくら仕事が忙しいとはいえ、それが毎日続く人は、職場で余計なエネルギーを使いすぎているのかも。
世界中の女性達から学んだ知恵を多くの女性にアドバイスしている向みどりさんは、「特に職場でのコミュニケーションに疲れている人は、必要以上に『いい子』でいようとする傾向がある」と話す。
「私たちは子供の頃から『いい子でいなさい』という教育をされているので、多くの人は職場でも周囲の目を気にして『いい子』でいようとします。けれども『いい子』でいることばかりにエネルギーを注ぐと、仕事で本当にやるべきことに集中しにくくなるのです」(同)
そこで向さんがすすめているのが、仕事に差しつかえない程度に「ちょっとだけ『悪い子』になってみる」ということ。
「例えば、朝出勤して職場の人たちに挨拶をするときに、それまで全力の笑顔で挨拶していたならその半分くらいの笑顔にしてみる。もしくは、5回に1回程度は笑顔なしで挨拶してみる…など。笑顔での挨拶を完全にやめてしまうと逆にストレスになるので、『ちょっとだけ』というのがポイントです」(同)
頼まれた仕事をなんでも引き受けてしまうなら、たまには「無理です」とはっきり断ってみる、というようなことでもOK。
「『悪い子』に挑戦してみるとわかるのが、自分がちょっとだけ『悪い子』になったところで、職場での人間関係に大した影響は出ないということ。そして必要以上に『いい子』になろうとしていたことがわかり、自然体でいることの心地よさを発見できるはず。『悪い子』になってみたことを機に『いい子』になりすぎていた部分を取り払うことができたら、今まで以上に仕事にエネルギーを注げるようになるのです」(同)
自分が自然体でイキイキと仕事をしていると、周囲の人に「自然体で仕事をするのはいいことですよ」というメッセージが伝わって、次第に相手も自然体に。すると、職場でもチーム全体が仕事へ集中するようになって、スキルアップにつながったり、チャンスが広がったりするはず。
「悪い子」になっていいと言われると、なんだかワクワクしてこない? まずは遊び感覚でいいので“ちょいワル女子”になってみよう!
向みどりロイヤルウーマンズLABO主宰。世界25カ国を訪れ、その中の数カ国に住んだ中で人生を自由に生き生きと生きている女性たちに出会い、家庭と仕事を幸せに両立している女性の自立した生き方を学ぶ。世界中の女性たちから学んだ知恵と豊富なスピリチュアルの知識をもとに「自分の価値と才能を生かしたビジネスで社会に貢献しながら魂を磨く女性たち」を育成するセミナーを、数多く開催している。
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