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『明日、ママがいない』騒動で、施設出身者ら「考える機会ができて良い事」

2014年01月18日 19:30  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

『明日、ママがいない』騒動で、施設出身者ら「考える機会ができて良い事」

 1月15日から放送が始まった、芦田愛菜ちゃん主演のドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ/毎週水曜22時~23時)。


【元の記事はこちら】


 このドラマは児童養護施設を舞台に子供達の姿を描いたもの。まだ1話しか放送されていませんが、“赤ちゃんポスト”に預けられた子供が「ポスト」、“コインロッカーベイビー”の子供が「ロッカー」という名で呼ばれてたり、施設職員が体罰を与えるシーンがあるなどしたため、実際の「赤ちゃんポスト」を運営する熊本の慈恵病院や全国児童養護施設協議会が、日本テレビに対して放送中止などを求めています。


 また、ネット上でも「子供に対する配慮が甘すぎる」「イジメになる」といった批判的意見も多く、この問題はまだ続く見込み。


 ただ一方で、児童養護施設出身者からは「賛否両論あるようだがドラマとしてはよくできている」「子供の視点でドラマにしてくれて子供にとってはめっちゃ感謝してる」「普段みんなが考えない事を考える機会ができて良い事」といった受け止める意見もあがっておりまさに賛否両論。


 今後このドラマがどう展開していくかはまだ分かりませんが、こうして児童養護施設の存在に大きく注目が集まるというのは、悪い事件が起こる以外あまりありません。
先に紹介した施設出身者の方の言葉にもあるよう、もしかするとこのドラマは児童養護施設について社会全体で考える良い機会なのかもしれないですね。


 ちなみにこのドラマ、早速GooglePlayで無料配信が開始されています。


参考・引用:
togetter/「明日、ママがいない」施設出身者の方々の反応
日本テレビ/明日、ママがいない
GooglePlay/明日、ママがいない