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家族の健康管理に役立つスマート温度計 地域の“罹患情報ネットワーク”を形成

2014年01月06日 12:30  Techable

Techable

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冬も本番になり、ますます寒い日々が続いている。気温が低く、乾燥が続くこのシーズンには、風邪やインフルエンザが流行し、毎年人々を悩ましている。

特に子どもをもつ親にとっては、病気の流行には気をつけたいもの。体温計は必須品かもしれないが、「Kinsa」というスマート体温計があれば、さらに力になってくれそうだ。

体温計デバイスと専用アプリで動作するもので、スマートフォンのヘッドフォンジャックにつなげ、スマートフォン画面をディスプレイとして使用する。測定している間、画面には子ども向けのアニメーションが流れ、楽しませてくれる。

そして測定結果が通常値の範囲外になった場合、アプリは親に最近の子どもの状態で気づいた兆候はなかったか質問をし、どのように対処すればよいのか、サポートをしてくれるという。

計測した体温は記録され、家族ごとの履歴を閲覧することもできる。また、子どもが通う学校の「Kinsa」メンバーや、同じ地域に居住する他メンバーの中に、似たような症状をもった人がいないかチェックすることも可能だ。

個人や家族単位で健康管理をするのに役立つだけでなく、クラウドデータをまとめ、病気の感染拡大を防ぐ“地域の病気ネットワーク”して機能することも期待されている「Kinsa」。まずはNew York CityやSan Franciscoといったアメリカの大都市でスタートし、その後ヨーロッパへの展開も検討中。

Kinsa