写真「片付けたいけれど、どこから始めればいいのかわからない」。そう迷っているうちに年末の忙しさに巻き込まれて、結局なにもしないで終わったという経験はない？
「片付けというのは、1カ所できるとはずみがついて、その周りもどんどん片付けたくなるものです」
そう話すのはシンプルライフをテーマに執筆活動をしている金子由紀子さん。つまり、最初の1カ所に手を付けることが大切。
「最初の1カ所としておすすめなのが、空間が小さいお風呂やトイレ、下駄箱です。限られた空間なので、時間がないときでも始められます。片付けのポイントは、ただしまってあるだけの使っていないものを撤去すること。さらに、例えばお風呂ならシャンプーをキレイなボトルに入れ替える、掃除用ブラシはかわいらしいデザインのものに替えるなどして、見苦しいものを撤去すると、その空間がスッキリした印象になります」（同）
休日に1カ所ずつ、一つひとつの空間をキレイにしていけば、まとまった時間がなくても少しずつ家中を片付けられるはず。
「片付けは意外と時間がかからないもの。1カ所なら20分ほどである程度片付きます。そんなに時間をかけられないという人は、1日5分でもOK。やる気を起こすために、タイマーをセットしてから片づけるのもおすすめです」（同）
また、スッキリとした気分で新年を迎えるために、やっておきたいのがクローゼットなど収納スペースの片付け。洋服などをすべて出して整理することを考えると、大がかりすぎてやる気がなくなりそう…。
「クローゼットは着ない服を処分するだけで、スッキリします。1年間着なかった服（冠婚葬祭用以外）、着ていてもサイズや素材、色、形などに違和感がある服はリサイクルショップに売ったり、寄付したりして処分しましょう。そして面倒くさがりの人は、服のすべてを吊るして収納するのがおすすめ。たたむ手間が省けるほか、持っている服が一目瞭然になるというメリットもあります」（同）
服の量が多いとすべてを吊るせないので、本当に着る服、必要な服だけを残さざるをえないというわけ。
やるべきことがわかると、片付けも取りかかりやすいはず。ちょっとした時間を利用して部屋を片付け、気持ちよく新年を迎えることをめざそう！
金子由紀子大学卒業後、出版社で書籍編集に携わったあとフリーに。「ものを持たずに心地よく暮らす」楽しさに目覚め、シンプルライフをテーマに幅広い分野で取材・執筆・編集などの活動を行っている。お知らせ金子さん提案のシンプルライフが実現できるスケジュール手帳『シンプル生活手帳2014』が好評発売中。予定やToDoリストを書き込むだけで、時間やお金の無駄がなくなる！
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