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作るたび険悪に…すき焼き、夫婦でもめませんか?

2013年12月03日 11:30  gooランキング

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gooランキング「何鍋が一番好き?」では、圧倒的な票を集め《すき焼き》が1位にランク・イン。鍋料理の中でも定番中の定番といえる「すき焼き」ですが、それだけに味付けや具の投入のタイミングなど、調理法にこだわりのある人も多いのではないでしょうか。地域によっては、全く異なるプロセスで作られる「すき焼き」、皆さんは夫婦間や友人同士で、もめた経験はありませんか?

●肉を入れるのは先か、後か?

発言小町のトピック「【駄】すき焼き、もめませんか?」は、幼い頃に両親がすき焼きでもめているのを見たことがあり、自身もまた夫ともめるという、ある女性からの投稿。レシピ通りに作ると、夫から肉を入れるのが早すぎると突っ込まれ、実家でもそうしていたことを伝えると、「おれ、今すごいショック…信じられん」と驚きのリアクションで返されたという投稿者。一方の夫の実家では、春菊の代わりにクレソンを入れることもあったのだとか。そこで、すき焼きとはこうも各家庭で違うものかと問うと、回答者から次のような意見が寄せられました。

・「すき焼きは西日本と東日本は 作り方が違いますよね。我が家は牛脂で鍋を熱して 肉を二三枚軽く焼いてから割り下を注ぎ、他の具を入れ煮ます。夫実家は隣市なんですが、夫実家は 具を煮てから肉を入れます。私が夫実家ですき焼きを作った時、義母が『ああっ!』と叫びました(笑)」(ボルバーさん)
どうやら、西と東で作り方が異なるようです。鍋を温める段階からテーブルを囲んで待機するすき焼きは、出来上がるプロセスが丸見えであるため、少しでも見慣れない手順があると、すかさず突っ込みが入ることも。

・「東京人の夫にあわせて、砂糖は控えめにしています。私の実家では容赦なく、カレースプーンに山盛り3杯くらい入りますが(笑)」(宮崎生まれさん)
・「先にお肉を焼いて食べる←ここまでは関西方式に大賛成です。でも、何が許せないかというと、お肉に大量のお砂糖をかけて焼くこと。牛肉の甘辛い味は私も大好きですが、あんなに大量にお砂糖掛けて焼いてしまったら、高いお肉の味が台無しになるような気がしてもったいなくて、つい怒ってしまいます」(しゃぶしゃぶが好きさん)
牛脂を引いて肉を先に焼くか、割り下を沸騰させてから野菜と一緒に肉を入れるか、その手順の違いよりも、西と東の味付けの違いが気になるという意見も複数聞かれました。出汁を加えず、しょうゆや砂糖をそのまま投入する関西のすき焼きの方が、味付けが濃いようです。東の人は、特に西の「砂糖たっぷりの甘い味付けが苦手」という意見が目立ちました。

・「揉めるのはお肉ですね。夫は豚肉、私は牛肉を入れたいのですが、これはお値段を見て私が折れることが多いです」(松阪出身さん)
・「お肉は牛じゃなく豚が我が家のすき焼きです。たまに鶏になるときもある」(なんてんさん)
肉は必ずしも牛肉とは限らない場合も。地域性もありますが、試してみたら豚や鶏の方が意外とおいしかったという人も少なくないかもしれません。

・「他の県民の方に意外と思われるのが、『大根』。うちんくは、小さめの大根の乱切りを下茹したものを入れてます。飴色になった大根は、大変美味です。お試し下さい。あと〆は無論、うどんです」(すき焼きに大根は美味さん)
・「夫の実家は甘辛く大根が大量に入っていてブリ大根のようで驚きました」(鍋子さん)
香川では当たり前の光景? 大根を入れると味がしみておいしいのだとか。そして、〆はもちろん「うどん」だそうです。

●たかがすき焼き、されどすき焼き…バトルになったエピソード

・「白洲正子と白洲次郎夫妻の話を読んでいたら、白洲家でもけんかになっていたようです。こんな凡人とは格の違う高尚なご夫妻でもけんかになるのですから、凡人はけんかになっても当然なのかも」(ばたこさん)
かの白洲夫妻さえも、作り方を巡ってもめたそうです。それほど「すき焼き」は日本人にとって特別な料理なのでしょう。

・「我が家は父、姉、夫、義父、義兄がこだわる方。絶対手は出しません。お外で食べても『鍋奉行が多いから作れない』と言って、手は出しません。めんどくさいんだもの」(トピさん頑張れさん)
けんかになるくらいなら、こだわり派の人に全面的にお任せする方がマシとの回答も。たしかに、せっかくのすき焼きを険悪なムードでいただきたくはないですよね。

・「私は松坂式が大好きで、夫の意見を入れた割り下方式は納得がいかず、すき焼きは我が家のメニューから消えつつあります」(みーちゃんさん)
でも、けんかになるからとすき焼きが食卓に並ばなくなったら、それはそれで寂しい気がします。

・「大学生の頃、たしかに友達と揉めた。(中略)肝煎りで作っていた女の子が『そんな寄ってたかって色々言わないでよ!!』と泣きだしてしまい、更にビックリ」(ぽこんさん)
作り方に自信がある人ほど、ダメ出しをされたときのショックは大きいものです。

・「やっぱりすき焼きってテンションが上がる贅沢料理なんだと思います。気軽に食べられないからこそ、思い入れが強くなってケンカもしちゃう。そして自分が育った家庭の味も忘れられない。いろんな要素が混ざり合ってできているんですね。家庭の数だけすき焼きがある」(うむうむさん)
・「すき焼きは、地域・家庭により差があるもの。よって、『違いも楽しみの一つ』と思いましょう。他人の習慣を非難することが大間違いです」(どっちもどっちさん)
ごもっともな意見ですが、「食べ物の恨みは恐ろしい」といいますし……。すき焼きのときだけは、大人でいられない人も多いのではないでしょうか。

・「違う名前にしてくれればいいのにね」(にんにんさん)
西と東では全く別の料理なのに、そもそも一緒の名前で呼ぶことが問題なのかもしれません。

・「具材は用意しておき、旅館のように一人ひとつずつ小さい鍋(固形燃料で煮るアレ)で好きに煮てもらう!」(自己責任でさん)
名案ですね! しかし、みんなでつつくのがすき焼きの楽しさでもあるんですよね。

さて、みなさんは、すき焼きで家族や友達ともめたこと、ありませんか?(熊)

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