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脱マンネリ!年賀状のマナーと添えたい言葉

2013年11月27日 00:01  オズモール

オズモール

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今年も残すところ、あとひと月あまり。年末にかけてやらなければならない作業が増えるけれど、そのひとつが年賀状。最近は省略されがちだけど、年賀状は日頃お世話になっている人にお礼を伝えたり、しばらく会っていない友人に近況を伝えたりするチャンスともいえる。年賀状といえば、毎年どんなデザインにしようかと悩むところ…。 「デザインは素材集などからなにげなく選びがちですが、年賀状の書き出しのひと言である『賀詞』にはマナーがあります。マナーを知っておくと目上の人や仕事上の大切な取引先などが相手の場合、一目置かれるでしょう」 そう話すのはプライベートやビジネスで役立つ手紙の書き方をアドバイスしている、むらかみかずこさん。 賀詞は大きく分けると4字・2字・1字・1文の4種類があり、本来賀詞は「謹賀新年」「恭賀新年」などの4字が基本で、「賀正」「迎春」などの2字や「寿」「福」などの1字はカジュアルな印象を与える可能性がある。このため丁寧に接したほうがいいと思われる相手や礼儀正しさが求められる相手には、2字や1字の賀詞は避けたほうが無難。その点1文の「新年おめでとうございます」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」「新春のお慶びを申し上げます」といった言葉は、どんな相手にも使いやすいのでおすすめ。ただし、「新年あけましておめでとうございます」は「新年」と「あけまして」で意味が重複するので、NG。 また、年賀状で悩んでしまうのが、手書きのひと言になにを書くかということ。特に久しく会っていない知り合いには、毎年同じような言葉になってしまいがち。そこで、むらかみさんにおすすめのひと言を教えてもらった。 ・○○さんと語り明かした日々が懐かしいです。あれから○年も経つのですね。今年こそ再会できますように! ・久しぶりだけど、元気ですか?私は昨年から料理教室に通い始めました!また会えたら嬉しいです。 こんなふうに相手との思い出に触れたり、ちょっとした自分の近況を伝えたりすると、年賀状を読む楽しみも増すはず。 年賀状は、できれば元旦に届くようにしたいもの。今年はマナーを意識しつつ、気の利いたひと言を添えて、脱マンネリをめざそう! むらかみかずこ手紙文化振興協会理事長。企業や自治体向け研修や一般向け講座で手紙の書き方を数多く教えている。一筆箋、レターセット、万年筆、切手などグッズの活用法も提案している。著書に『できる大人のひとこと手紙』(高橋書店)など。 【オズモール】