2013年10月30日 13:21 おたくま経済新聞
島根県出雲市にある出雲大社では今年60年に1度の大遷宮がおこなわれました。
大遷宮は御神体や御神座を一旦うつし、社殿を修造し再び御神体にお還りいただく一連の儀式。大遷宮の理由は諸説ありますが、60年に1度建物をリフレッシュすることで“神がそのパワーを取り戻す”という意味もあるそうです。
ちなみに60年に1度という周期は、古くから使われる60干支が由来とされています。干支はいまでは12支が一般ですが、古くは60干支と呼ばれる10干と12支を組み合わせた60種類を1周期とした暦が使われていました。
現代にあるその名残が60才の還暦で、60年の1度の年は“再生”“再誕生”などの意味もあるそうです。
さて、それぐらい貴重な60年に1度の周期。大遷宮が行われた、出雲大社上空では先日不思議な光景が目撃されました。そして偶然にもその場に居合わせた方がYouTube上でその様子を公開しネットでは更なる話題を集めています。
目撃されたのは、出雲大社上空に現れた2つの太陽(幻日)とそれを包む光の輪、そして逆さまの虹。これは自然現象の1種だそうですが、同じ日、同じ時間、同じ場所で3つの現象が同時に目撃されるのはかなり珍しい出来事だそうです。
この動画を視た人達は皆「神秘的」という感嘆の声を上げています。
60年に1度の大遷宮の出雲大社。そして時期はまもなく神無月。もしかすると出雲に集合した気の早い神様達が、大遷宮をお祝いして奇跡を起こしてくれた……。そんな神々のイタズラだったのかもしれませんね。