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リスクなしで住宅購入!マネープランのコツ

2013年10月30日 00:01  オズモール

オズモール

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多くの人にとって、人生でいちばん高い買い物になりそうなのが、住まい。ほとんどの場合、住宅ローンを組むことになるけれど、間違った買い方をすると、その後何十年も苦労することに。ローン地獄にはまらないためには、どんなマネープランを立てればいい? 「最も大切なのは住宅ローンを組んでも生活に余力があるかどうか。毎月のローンを支払っても、手取り収入の最低10%程度を貯蓄し続けられれば、頭金が少なくてもローンに苦しめられる可能性は低くなります。逆にたとえ頭金が十分にあっても家計に対してぎりぎりのローンを組んだら、破綻することになりかねないのです」 そう話すのは、住まいのマネー事情に詳しいファイナンシャルプランナーの菅野利光さん。 一般的に住宅ローンの借り入れ額は税込み年収の5倍までに抑えるのが無理のない資金計画とされている。年収が400万円なら、借りていいローンの金額は2000万円までとなる。また頭金は物件価格の2割程度があると安全とされているそう。 「その根拠は、数年後に物件を売ることになったときにたとえ購入価格より安い価格で売ることになってもローンを清算できるから。中古の場合はそこまで値下がりしない可能性が高いので、必ずしも2割の頭金が必要とは言い切れません」(同) 例えば2500万円の物件でその2割の500万円の頭金を用意した場合、ローンの融資額は2000万円となる。この場合、1年後に売却することになり、売却価格が2000万円になったとしてもローンの清算ができる。頭金なしで融資額が2500万円の場合、ローンの残高が売却価格を上回る可能性が高くなるため、頭金が2割あると無難というわけ。 また、住宅購入の際には住宅ローンの事務手数料や保証料、不動産業者への仲介料、登記費用や税金などさまざまな費用がかかる。これらの諸費用は物件価格の5~10%程度かかるのが一般的。 「住宅を購入する際のマネープランは、今まで自分がどんな生活をしてきたのかもポイントになります。これまでほとんど貯蓄をできなかった人が、いきなりローンを組むのは危険。貯蓄の習慣をつけて、マネープランを立ててから購入するのがおすすめです」(同) さすがに衝動買いというわけにはいかないのが、マイホーム。着実なマネープランで理想の暮らしを手に入れよう! 菅野利光1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)、CFP(日本FP協会認定)、住宅ローンコンサルタント。大手都市銀行や保険会社に勤務した経験を活かし、総合的に家計の見直しをアドバイスしている。【オズモール】