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近隣の通りを“アレンジ”デザインできるオンラインコンテンツ 都市計画にも有効

2013年10月29日 15:01  Techable

Techable

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普段、自分が住んでいる近隣の通りや町の構造について、注目したことはあるだろうか。いつもの通勤や買い物などで毎日通っている道も、注意深く観察すると、構造に工夫が見えたり、あるいは不備が見えてくるかもしれない。

「Streetmix」というWebサイトは、住民らが建築家となって、オンライン上の仮想空間で、使いやすい通りを自由に構築できるプラットフォーム。通りや人、建造物などはデフォルメしてデザインされていて、ある通りを1つの例として、ユーザーは自由に手を加えられる。通りはいくつかの部分に区分されており、自動車道、自転車道、歩行者道、バス停、駐輪場などを設置したり、道路幅や場所のサイズを調整することが可能だ。

実際の道に合わせて、道路幅などの寸法を設定すれば、自分の近所にある通りを、オンライン上のコンテンツとして再現できる。もちろん、遊びとしてコンテンツを利用してもよいが、Kansas市が自転車レーンの構築を計画する際、地域の交通の流れを検証するために、このプラットフォームを使ったり、ニュージーランドのAucklandで、現行の通りの配置を変更する事例案として使用するなど、都市計画事業の計画や推進のデモンストレーションとして、「Streetmix」を活用するケースもある。何にせよ、自分の住んでいる身の回りのエリアについて、関心をもつことは、メリットはあってもデメリットはないだろう。

Streetmix