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手抜きもOK!疲れを溜めない時間管理術

2013年10月29日 00:01  オズモール

オズモール

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「引き受けたからにはどんな仕事も完璧にこなしたい」…責任感を持って仕事をしていれば、そう考えるのは当然のこと。ただし、いつもそんなふうに緊張して仕事をしていると、心身ともに疲れ切ってしまうことも。働く女性に対して自身の強みやビジョンを引き出す、パーソナルブランドコンサルタントの千葉のり子さんは「思い切って手抜きをしてみて」と話す。 「働く女子に多いのが、手抜きができない完璧主義者。けれどもすべての仕事を完璧にこなそうとすると、力が分散してしまい大きな成果を出しにくくなります。反対に、全力を尽くす仕事と手抜きをする仕事に分けて力の入れ具合にメリハリをつけられれば、適度に脱力できるため精神的に楽になり、気持ちにもゆとりが出ます。その結果、以前よりも発想が豊かになり、重要な局面で高い成果を出せるようになるのです」(同) 手抜きができれば疲れないばかりか、ここぞという場面で本領を発揮できるというわけ。また、仕事で疲れすぎないためには、効率よく短い時間で仕事を終わらせる段取りも大切。千葉さんによると、段取りは次の3つが基本になるのだそう。 1.手をつける前に仕事の順番を組み立てる 2.時間がかかる作業や人に頼む作業から取りかかる 3.同じ種類の仕事はまとめる 「時間のかかる作業からスタートし、誰かに頼む作業がある場合には先に依頼するのが鉄則。人に頼むことを後回しにすると、期限までの時間がその分だけ短くなり、相手に負担をかけることになります。また、メールは決まった時間にまとめてチェックと返信をする、エクセルの資料は一度に作成するなど、同じ種類の仕事はなるべく一緒に作業をすると、集中して取り組めて時間の短縮につながります」(同) ただし、例外的に仕事の順番を無視していいこともあるのだそう。それはどうしても仕事に行き詰まってしまったとき。 「行き詰まったときに悩み続けるのは時間のムダなので、好きな仕事や楽しそうな作業に切り替えましょう。そこで少しでも作業が進むと、気持ちに勢いが生まれ、当初行き詰まっていた仕事がスムーズに進みやすくなります」(同) 段取りよく仕事をして、ほどよく手抜きもできれば、仕事もプライベートも充実するはず。働きすぎて毎日へとへと…という人は、仕事のやり方を見直してみよう! 千葉のり子パーソナルブランドコンサルタント。カシオ計算機で女性初の設計エンジニアとして腕時計の設計に従事したのち、商品企画部に異動。新ブランドの立ち上げやブランド戦略の策定、役員向けプレゼン、各部門長との折衝など多くのビジネス経験を積む。その経験を活かし、現在は働く女性を中心に自身の強みやビジョンを引き出すサポートをしている。著書に『がんばった分だけ認められる女子の仕事術』(日本実業出版社)。 【オズモール】