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ツラい“PMS”を和らげる、中医アロマケア

2013年10月24日 00:01  オズモール

オズモール

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月経前に起こるPMS…。体がだるくなったり、イライラや不安感に心が支配されてしまうという女性も多いはず。そんなPMSによる不快な症状を和らげる方法を、中医アロマセラピストの柏原茜さんに教えてもらおう。 「PMSによる心身の不調は、中医学の考え方によると“肝”(かん)の気のめぐりが滞っている状態と言えます。アロマオイルを生活に取り入れて、肝の気の流れをスムーズにすることでツラい症状を和らげることができます」(同) 実際どんなアロマオイルを使って、どんなケアをすればいいの? 「イライラや不安を解消してくれるベルガモットと、女性ホルモンと似た成分を持つクラリセージのアロマオイルを活用しましょう。PMSの解消にはリラックスすることが重要なポイント。38~40度のお湯をバスタブに入れて、ベルガモット、またはクラリセージのアロマオイルを合計2~5滴ほど垂らし、よく混ぜてから20分ぐらいかけて入浴を楽しみましょう。アロマオイルをお好みでブレンドしてもOKです。入浴しながら、足の親指と人差し指の骨が交わる場所にある、太衝というツボを刺激するのもおすすめ。さらにイライラが和らいでくるはずです」(同) 職場にいるときや、移動中にPMSの症状が出てしまったときの対処法を教えて? 「ついカッとなってしまうタイプの方は、ベルガモットとカモミールローマンの香りを持ち歩いて、イライラしそうなときに、手首や首すじに付けるといいでしょう。ロールオン容器に香り入れて持ち歩くと便利です。泣きたくなったり、落ち込んでしまうタイプの方は、ジャスミンやイランイランのアロマオイルがおすすめです」(同) ◎ロールオン入りアロマの作り方 <材料>無水エタノール5ml、アロマオイル5~6滴、精製水10ml <作り方>①ビーカーにアロマオイルと無水エタノールを入れ、ガラス棒でよく混ぜる。②精製水を加えて、さらによく混ぜる。③ロールオン容器に移してふたをすれば出来上がり。 さらにPMSの症状を根本から解決するためには、ストレスを溜めないことがいちばんなのだとか。休日には頭の中をからっぽにして公園を散歩したり、おいしいものを食べたり、お酒を楽しんだりして、ストレスを上手に発散させて。香りの力を借りてできるだけストレスを減らし、ツラいPMSから解放されよう。 柏原茜中医アロマセラピスト、英国IFPA認定アロマセラピスト。英国ITEC解剖生理学・ホリスティックマッサージディプロマ取得。東京・吉祥寺の東西薬局主催「東西中医アロマスクール・サロン」にて、講師・セラピストとして勤務。中学校、カルチャースクールなどでも、日々の暮らしに役立つアロマセラピーを伝える活動を行う。『スピリチュアルアロマテラピー事典~中医と占星学から読み解く精油のメッセージ~』(河出書房新社)が好評発売中。【オズモール】