トップへ

購入数に応じて自転車をアフリカにおくるゲーム「Sidekick Cycle」リリース

2013年10月03日 12:31  Techable

Techable

写真
ゲームをチャリティーの手段として活用する試みがある。このほどリリースされた自転車レースゲーム「Sidekick Cycle(iOS)」は、ユーザーの購入代金の半分を米国NPO「World Bicycle Relief」に寄付し、アフリカの貧しい地域に自転車を届けることを目的としている。ゲームが387回購入されるごとに、自転車1台がおくられる。

アフリカには片道何時間もかけて学校に通ったり、水汲みに行ったりしている人々がいる。徒歩しか交通手段を持たないそうした人々に自転車を届けることで、通学時間が短縮されて勉強する時間をより確保できたり、ヘルスケアなどを受けに足を運んだりするのが容易になるなど、生活の質の向上が期待できるという。ゲームを開発したGlobal Gaming Initiativeの設立者は、「米国では自転車というとアクティビティのためのものという認識が一般的だが、自転車が重要な交通手段となるところもある」と開発の意図を話す。

リリースされたゲーム「Sidekick Cycle」は隆起のある丘を自転車で駆けるレースを競うというもの。価格は0.99ドルで、その半分がWorld Bicycle Reliefを通じて自転車代金に充てられる。また、ユーザーはチャリティーによって何台の自転車がアフリカに送られたかをゲーム内で確認することもできる。

Global Gaming Initiativeは、エンターテイメント性の高いゲームを、より良い社会をつくるために役立てるのに活用しようと2010年に設立された。Sidekick Cycleは初の商品で、今後も社会貢献につながるゲームを展開していくとしている。

Sidekick Cycle