2013年09月30日 15:50 弁護士ドットコム
人気沸騰のゆるキャラ「ふなっしー」を生んだ千葉県から、新たなゆるキャラが誕生した。熱帯林などに生息する動物「バク」をモチーフにしたコミカルなキャラクターを、千葉県弁護士会が発表したのだ。しかし名前はまだなく、愛称を募集中だ。
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●「悪夢を食べる」という逸話があるバクをモチーフに
このキャラクターは、グレーの顔にクリクリした目。赤いフレームの丸メガネをかけて、千葉県の形をした赤いバッグを肩から下げている。どこか抜けた感じのする「ゆるキャラ」にふさわしい格好だ。
くまモンやひこにゃんなど、自治体のゆるキャラが全国的なブームになっているが、実は、各地の弁護士会でも、ゆるキャラを起用しているところがいくつかある。岡山弁護士会の「たすっぴ」や愛知県弁護士会の「聞之助」、大阪弁護士会の「トリベン」など多士済々だ。
そこに新たに登場したのが、この千葉県弁護士会のゆるキャラだ。
「バク」をモチーフにした理由について、キャラクターを考案した伊藤さやか弁護士は「みなさんのつらい気持ちを解消するのが弁護士の使命。そこで、『悪夢を食べる』という逸話があるバクをモチーフにしようと考えました」と語る。実在する「バク」と、夢を食べるとされる中国の伝説上の生物「獏(バク)」をかけあわせた。
弁護士に対して「怖い」とか「敷居が高い」といったイメージを持つ人が少なくない――常々そう感じている伊藤弁護士は「そんなイメージを一新し、少しでも親しみを持ってもらいたい」という思いをゆるキャラに込めた。
今後、法律相談会をはじめとする弁護士会のイベントなどで活躍する予定で、ゆくゆくは着ぐるみなども作成したいという。伊藤弁護士は「私たちが思いもつかないような、素敵な名前をつけてほしい」と応募を呼びかけている。
愛称の募集は10月4日まで。郵送か電子メールで受け付けている。詳しくは、千葉県弁護士会のサイト(http://www.chiba-ben.or.jp/)の募集要項ページに記載されている。
(弁護士ドットコム トピックス)